先日のキーボードの設定のあれこれ(AutoHotKey導入)に続いて、色々といじってみる。

今回は、AutoHotKeyで設定が難しい日本語キーボード特有のキーについて、ChangeKeyを使って置換を行う。
WindowsでMacの「かな」「英数」入力切替を再現するのはこちら

Change Key

AutoHotKeyではどうしても日本語キーボード特有のキーについては上手く対応できないことがある。
特にLock系のキーとの相性は最悪である。そこで、ChangeKeyを使ってこれらのキーの置換を行う。
誤って押してしまうと鬱陶しいCapsLockなども、どうせなら置換して便利に使ってやろうじゃないか。

DLサイト(窓の杜)
非常駐型のキー配置変更ソフト。レジストリを変更することになるので、不安ならバックアップを忘れずに。
インストール不要で、解凍すれば使える。
インストール不要のアプリはProgram Filesフォルダとは分けてC\tools\などに置くのが良いかも。
私はC\bin\にGUIアプリもCUIアプリもまとめて放り込んでるけど…。

設定

  1. 起動すると以下の画面が出るので、リマップしたいキーを選択する。001
  2. 以下の画面で、割り当てたいキーを選択する(青枠は変更中のキー)。
    右上の赤枠部からScanCodeを指定し、キーボードにない仮想キーを指定できる。
    また、その左隣ではキーの無効化も可能。002
  3. スキャンコードを入力する場合は以下の画面にコードを入力する。003

    今回の設定では、日本語キーボード特有の「CapsLock英数」「カナカナひらがな」「半角/全角」をそれぞれF13-15に変更した(スキャンコードは以下の表参照)。
    変更後はメニューの「登録」を行い、パソコンを再起動する。
    これでファンクションキー扱いとして修飾キーなどに利用できる。


    仮想キーコード(vk)スキャンコード(sc)
    F130x007C0x0064
    F140x007D0x0065
    F150x007E0x0066
    F160x007F0x0067
    F170x00800x0068
    F180x00810x0069
    F190x00820x006A
    F200x00830x006B
    F210x00840x006C
    F220x00850x006D
    F230x00860x006E
    F240x00870x0076

スキャンコードの確認法

  1. AutoHotKeyで適当なキーをリマップし、ChangeKeyの「調査」からスキャンコードを確認することができる。
  2. まとめてキーコードを調べたい場合は、以下のようなスクリプトを読み込んで一度にまとめてキーを送信する。
    AutoHotKeyのタスクトレイアイコンをダブルクリックし、View > Key history and script info (Ctrl + K)から確認できる。F5で履歴の更新ができる。

    #KeyHistoryで履歴数を0から500まで指定可能。設定しなくても良いが、設定する場合はキーを押した時(d)と離した時(u)が別々に記録されることに注意する。
#KeyHistory 100
a::
	Send, {F13}
	Send, {F14}
	Send, {F15}
	Send, {F16}
	Send, {F17}
	return
上記を実行すると以下のように、VKやSCが表示される。
AutoHotKeyのスクリプトでキーコードからキーを指定する場合は、「vkXX」「scYYY」「vkXXscYYY」のいずれかで指定可能。
とありえずvkXXscYYYの形で指定しておけば問題ない。
004