目次
1. AutoHotKeyとは
2. 導入
2-1. インストーラ版
2-2. アーカイブ版
2-3. スクリプトの実行
3. スクリプト文法
3-1. 基本事項
3-2. リマップ
3-3. ホットキーと無効化
2. 導入
2-1. インストーラ版
2-2. アーカイブ版
2-3. スクリプトの実行
3. スクリプト文法
3-1. 基本事項
3-2. リマップ
3-3. ホットキーと無効化
AutoHotKeyとは
AutoHotKeyは、キーのリマップ、無効化、ホットキーなどを設定することができる。
具体的には、例えばスペースの両隣に位置する「無変換」と「変換」キー。
使い勝手のいい場所にありながら、大した役割がない。
これらのキーを修飾キーにして、様々な動作をホットキーに割り当てることができる。
また、押し間違えて面倒くさいことになるCapsLockのようなキーを無効化する。
或いは、別の動作を割り当ててしまうことで有効活用しようというわけだ。
詳しいことはAutoHotkey Wikiに任せ、基本的に初心者な自分用の覚え書きである。
具体的には、例えばスペースの両隣に位置する「無変換」と「変換」キー。
使い勝手のいい場所にありながら、大した役割がない。
これらのキーを修飾キーにして、様々な動作をホットキーに割り当てることができる。
また、押し間違えて面倒くさいことになるCapsLockのようなキーを無効化する。
或いは、別の動作を割り当ててしまうことで有効活用しようというわけだ。
詳しいことはAutoHotkey Wikiに任せ、基本的に初心者な自分用の覚え書きである。
導入
インストーラ版
- AutoHotKeyの公式サイトへ行き、「Download AutoHotkey」というバナーを押してinstallerをDL。
- 「Custom Installation」を選ぶ。
- WindowsのOSのバージョンに合わせて選択する。特に理由がない場合は日本語の取り扱いが容易なUnicode版を選ぶ。
64bit版OSの場合は「Unicode 64-bit」推奨。
- インストール先の設定とスタートメニューのプログラムグループの作成。
赤い×をクリックするとグループを作成しない設定にできる。
- オプションを設定して「Install」。
Install script compiler
記述したスクリプトをexe形式にコンパイルするツールのインストール。
Enable drag & drop
スクリプトファイル(.ahk)をドロップすることでスクリプトを起動する。
Separate taskbar buttons
ウィンドウを持つスクリプトを別プログラムとして扱うが、タスクバーにピン止めができなくなる。
アーカイブ版
- AutoHotKeyの公式サイトへ行き、「Download AutoHotkey .zip」からファイルをDL。
- 任意のフォルダに展開して完了。
AutoHotKeyX00.exeはA32, U32, U64の3種類が同梱されている。
それぞれANSI版32bit、Unicode版32bit、Unicode版64bitである。
64bit OS環境ならばU64を使用するのが良いだろう。
スクリプトの実行
スクリプトはテキストエディタを用いて記述する。Win標準のメモ帳などでよい。
適当なテキストファイルを作成し、拡張子を「.ahk」に変更する。
以下の例のように、インストールしたAutoHotKey.exeと同じフォルダ内に置く。
Program Files
└ AutoHotkey
├ AutoHotkey.exe
└ AutoHotkey.ahk
その後、AutoHotKey.exeを起動するとタスクトレイにアイコンが表示される。
インストーラ版であればahkファイルをダブルクリックしても起動できる。
また、トレイアイコンを右クリックして、Edit This Scriptからスクリプトの内容を編集できる。
編集後は保存してから、トレイアイコンを右クリックしてReload This Scriptを行う。
適当なテキストファイルを作成し、拡張子を「.ahk」に変更する。
以下の例のように、インストールしたAutoHotKey.exeと同じフォルダ内に置く。
Program Files
└ AutoHotkey
├ AutoHotkey.exe
└ AutoHotkey.ahk
その後、AutoHotKey.exeを起動するとタスクトレイにアイコンが表示される。
インストーラ版であればahkファイルをダブルクリックしても起動できる。
また、トレイアイコンを右クリックして、Edit This Scriptからスクリプトの内容を編集できる。
編集後は保存してから、トレイアイコンを右クリックしてReload This Scriptを行う。
スクリプト文法
基本事項
基本的には「キー::コマンド」の形で記述する。
キーの指定は、多くの場合、キー名をそのまま記述する。
日本語キーボード特有のキーはキーコードで指定することになる。
詳細はキーリスト(AutoHotkey Wiki)に。
※Ver.1.1.27.00以降、日本語JISキーボードにおけるキーコードが変更となった。
従来のvkXXscYYY式表記から、vkXX表記をすることになった。
修飾キーの記述方法
コメントアウトは以下のように";"を文頭に付ける。
キーの指定は、多くの場合、キー名をそのまま記述する。
日本語キーボード特有のキーはキーコードで指定することになる。
詳細はキーリスト(AutoHotkey Wiki)に。
※Ver.1.1.27.00以降、日本語JISキーボードにおけるキーコードが変更となった。
従来のvkXXscYYY式表記から、vkXX表記をすることになった。
修飾キーの記述方法
& | コンビネーション (&の前後に半角スペース) |
+ | Shift |
^ | Ctrl |
! | Alt |
# | Win |
< or > | 左右にあるキーの指定 |
コメントアウトは以下のように";"を文頭に付ける。
;------------------------------------ ; コメント ;------------------------------------
リマップ
a::b ; AキーをBキーへと置き換える。 ; 修飾キーなどがあっても置換され、Ctrl + AはCtrl + Bへと置き換わる。 ^a::b a::^b ; Ctrl + AをBキー / AキーをCtrl + Bへと置き換える。 ; キー修飾は"&"以外が利用でき、置換後にも修飾キーを設定できる。 +a::B ;Shift + Aを大文字のBへと置き換える。
単純なリマップを行うことはあまりなく、AutoHotKeyも本来はリマップを目的としたものではない。
ホットキーと無効化
基本的な文法は変わらず、コマンドに様々な動作を指定できる。
通常、修飾キーとして使えないキーも"&"を用いて設定できる。
If条件文や関数を組み込むこともできるが、最後にReturnを記述する。
使えるコマンド一覧はこちら(AutoHotKey Wiki)。
通常、修飾キーとして使えないキーも"&"を用いて設定できる。
If条件文や関数を組み込むこともできるが、最後にReturnを記述する。
使えるコマンド一覧はこちら(AutoHotKey Wiki)。
;------------------------------------ ; 無変換を修飾キーとしてカーソル操作 ;------------------------------------ vk1D & i:: Send, {Up} vk1D & k:: Send, {Down} vk1D & j:: Send, {Left} vk1D & l:: Send, {Right} ;------------------------------------ ; トグルキーの無効化 ;------------------------------------ Insert::Return ScrollLock::Return NumLock::Return
日本語キーボードのCapsLockやカナロック、半角/全角キーなどは上手く指定できない場合があるので、レジストリからの書き換えを行うことで対処する(こちら)。
なお、先頭のキーとなったキーは単体で機能しなくなる。
1つでもキーに"~"を付与すると無効化されなくなる。
なお、先頭のキーとなったキーは単体で機能しなくなる。
1つでもキーに"~"を付与すると無効化されなくなる。
;------------------------------------ ; 無変換を修飾キーとしてカーソル操作 ;------------------------------------ ~vk1D & i:: Send, {Up} vk1D & k:: Send, {Down} vk1D & j:: Send, {Left} vk1D & l:: Send, {Right}
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